【読書】みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史

どうもIbukishです。先日、「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」」を読んだので、感想文をつらつらと書こうと思います。

本の概要

著者(敬称略):山端宏実、岡部一詩、中田敦、大和田尚孝、谷島宣之
出版社:日経BP
発売日:2020/2/14

なんとバレンタインの日に発売されているのです。だからなんだって話ですが。。

簡単に内容を説明すると、みずほ銀行の基幹システムを移行が完了するまでのプロジェクトの話しです。2度に渡る大障害、組織を絡めたシステム改善、実装、実際の移行などなど、予算4000億円という超巨大プロジェクトの全貌が記載されています。

何度かリリース日が延期になったりと10年近くに渡って動いていたこのプロジェクトは終わりが見えないことから「サグラダ・ファミリア」と揶揄されていました。2019年の秋に無事新システムMINORIへの移行を終え、それを気に執筆された書籍だそうです。

感想

まずこの本のタイトルを見て軽く鳥肌が立ちました。エンジニアとしてこの壮大なプロジェクトは知っていたし、注目もしていました。それが本になるのか?という驚きと同時に、プロジェクトの中を見ることができるのではないかというワクワクが止まりませんでした。

2月に発売された本ですが、ようやく読む時間が取れました。

内容的としては臨場感あふれる、危機迫る状況等が書かれているものかと想像していたが意外とそうではありませんでした。事実に基づいた説明が中心でした。

ですが、読んでて非常にためになる話だと思いました。
てっきりシステムに問題があって2度の大障害を引き起こしたものと思っていたが、実際はもう少し奥が深く組織的に問題があってそのつけがシステムに来たとういう印象です。

システムとしては正しく設計通りに動いていたのに障害が起きた。今までシステム開発の仕事をやってきたがそのような経験がないため正直驚きました。というより、正しいのに障害?と少し疑問点が残りました。

システム障害はシステムの問題だけだと思っていましたが、システム障害の裏にある組織的問題を読むと「なるほど」と2度の大障害に対して納得させられました。

書籍全体を通して、テーマに対して経営層に関する話とシステムに関する話で構成されており、2つの立場から記載されているため、エンジニアの読み物としてもビジネス書としても楽しむことができる内容だと感じました。

様々な視点での問題提起、どのように困難を乗り越えたのか、逆にどうして乗り越えられなかったのか、と学ぶことは多かったです。

これからの仕事にも活かすことができる箇所はいくつかあったと感じました。

時間がある時にまた読み直したいと思った1冊でした。

書籍
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