どうも、きっしゅです。
皆さんは普段のPC作業の時にコピー&ペーストをどれくらい使いますか??
全くコピー&ペーストをせずに作業を実施している人は少ないと思います。
ですが、たくさんコピー&ペーストする度にページやコンテンツを行き来するのは非常に手間だと思います。
ですが、世の中にはコピー内容の履歴を保存し、履歴から過去にコピーした内容をペーストできるツールがあります。
インストールすることで作業効率爆上げ間違いありません!
今回はそんな便利ツールを紹介します!
コピー履歴を管理する超便利ツール
通常PCではCommand(Ctrl) + cで文字などをコピーすることができます。
そしてそのコピーした文字等はクリップボードという場所に一時的に保存され、Command(Ctrl) + vで任意の場所にペーストすることが出来ます。
ただ、通常クリップボードには最後にコピーした情報しか残りません。ですので複数の文字をコピペしたい際には毎回画面を行ったり来たりする必要があります。
他にも、過去にコピーした文字を再度コピペしたいとなると、再びコピー元まで移動して探す必要があります。
もしすでにコピー元のページやファイルを閉じたりしてしまっていたら、再度開く必要があります。非常に手間ですね。
ですが、世の中にはクリップボードにコピーした内容を保存して管理してくれるツールが存在します。
そのツールを利用すると一度で複数の文字をコピーして、一度に任意の場所にペーストすることができます。
ですので、毎回ページやファイル間の行き来がなくなります。
またコピー履歴を管理してくれるので、過去にコピーした内容を遡ってペーストすることも可能です。
テンプレートの保存も可能なので、報告メールなど頻繁に使うものを登録しておくと非常に便利です。
Mac用とWindows用でツールが異なるので、自分が過去に使ったことがあるツールを全て紹介します。
※この記事はMacで書いているためMac編の方が充実しており、Windows編は画像等がないですがその点はご了承ください。Windowsは会社で使っているPCのみなので画像の持ち出し等ができず。。
【Mac編】クリップボード履歴管理ツール
まずはMac編です。
Clipy
Macで自分が使っているツールはClipyです。
下記リンクからダウンロードが可能です。
Clipyでできること
まずはClipyどのようなことができるのか紹介します。
コピー履歴の遡り
登録したコマンドを入力することで下図のようにクリップボードの履歴が表示されます。(モザイクですいません。。)
自分はWindows系のツールと同じコマンドで実行できるように、Commandのダブルタップにしています。コマンドの設定方法は後ほど紹介します。
この履歴のなかから任意の内容をペーストすることができます。
十字キーの↑, ↓、マウスでクリック、左側の数字の入力、どの方法でも選択が可能です。
選択したらそのままその内容がペーストされます。
保存する履歴の数は自分で設定が可能です。後ほど紹介します。
テンプレートの利用
利用頻度の高い文字や文章はスニペットに登録することで、履歴とは別で管理することが可能です。
履歴を遡るという手間すら省くことができるのは非常に便利です。
コピー履歴を表示する際とは別のコマンドを実行することでスニペットが表示されます。
自分はShiftのダブルタップにしています。
スニペットはディレクトリを作成することができるので整理がしやすいのが特徴です。
例えば自分の場合だと[ blog ] -> [ blog_url ]の中にはhttps://memoribuka-lab.com/ を登録しています。
スニペットに毎日の報告メールのテンプレートやよく送信するメールアドレスの登録などをしておくと、すぐにペーストできるので便利です。
Clipyの設定方法
大前提としてツールのインストールが必要です。インストールはこちら
アプリのインストールが完了すると下図のようにLaunchpadにアイコンが表示されると思うので、クリックして起動します。
起動したらヘッダーの右側部分に下図のようなアイコンが表示されると思います。
アイコンをクリックすると詳細が表示されます。
[ 環境設定 ]を選択します。
[ 環境設定 ]を開くと、下図のような画面が表示されると思います。
一般設定
基本的には[ 動作]の3項目に関しては全てチェックを入れておくことをおすすめします。
特に2番目のメニュー選択後にCommand + Vは選択しておかないとスニペットを使用する際に少々手間がかかるようになってしまいます。
ここで意識的に設定すべきは[ クリップボード履歴 ] -> [ 記憶する履歴の数 ]です。
自分は現在150に設定しています。
150に設定しているものの、150も履歴を遡ったことはありません。仕事で使っていてもそこまで遡ったことはありません。
ですので、そんなに多く残さなくてもいいと思います。
メニュー設定
ここでは履歴の表示画面の設定をします。
履歴の1ページ目に表示する履歴数や表示される画面の大きさなどの設定をします。
参考までに自分の設定を載せておきます。自分のお好みの設定にしていただけたらと思います。
履歴をクリアにするメニューを追加するは操作ミスで履歴を削除してしまうのは避けたいので、チェックを外しています。
対応形式設定
どのような情報をクリップボードに保存するかの設定をします。
画像とかも履歴上に残るのは非常に便利です。
基本は全選択でいいのではないでしょうか?
ショートカット設定
どのコマンドでどの機能を使用するかを設定することができます。
自分は下図のように設定しています。覚えやすい、かつ入力しやすいショートカットにすることをおすすめします。
設定の際は右側にある✖️を押下した後に、設定したいショートカットを実際にキーボードから入力します。
上記の画像の例でいくと、履歴の表示はCommandを2回連打することで設定しました。
履歴をクリアは間違って入力してしまって履歴が消えるのは避けたいのでショートカット設定はしていません。
全体的な設定はこの程度で問題ないと思います。
次はスニペットのの登録ですね。
スニペットの設定
続いてスニペットの設定に移りたいと思います。
まずはヘッダー右側のアイコンをクリックして、[ スニペットの編集 ]を選択します。
すると下図のような画面が開くと思います。
まずはフォルダを作成することをおすすめします。
フォルダを作成しなくてもいいと思いますが、スニペットが増えた時に目的の物を見つけるのが辛くなる可能性があると思うので、ある程度のグルーピングはした方がいいと思います。
まず[ フォルダ作成 ]を選択します。選択するとuntitled folderができると思うので、任意の名前に変更します。
名前を変更する際はuntitled folderをダブルクリックすることで変更が可能です。
名前を変更すると次は実際にスニペットを作成していきます。
任意のフォルダーを選択した状態で[ スニペットの追加 ]を選択します。するとuntitiled snippetが作成されるので、任意の名前に変更します。
どのような文字がスニペット登録されているのかが分かりやすような名前をつけることをお勧めします。
名前の変更はフォルダの名前の変更と同様でダブルクリックでできます。
名前を変更したら実際に登録します。
スニペットの設定画面の右側に実際に登録したい内容を記載します。
記載したら設定は完了です。
実際に登録できたかを確認したいと思います。
少し前に設定した、スニペット確認のコマンドを実行します。
自分の場合はShiftのダブルタップです。
問題なく登録ができていました。
これでClipyの基本的な設定は完了です。
あとは実際に使いながら自分の使いやすいようにカスタマイズしていけばいいと思います。
以上がMac編です。続いてはWindows編になります。
【Windows編】クリップボード履歴管理ツール
Windows10では標準でクリップボードの履歴管理の機能はあります。
ただ個人的には使いにくいので別でツールを使用しています。
Windowsでは2つの履歴管理ツールを使ったことがあるので、2つを紹介しようと思います。
今回紹介するのは「Clipboard History」と「Clibor」の2つです。
自分が今使っているのはCliborです。
両者に大きな差があるかと言われるとそこまで大した差はないと思います。もう個人の好みの問題だと思います。
実際社内でも意見は分かれます。
Clipboard History
まずは「Clipboard History」
Clipboard Historyは非常にシンプルで使いやすいです。
クリップボードの履歴管理と、定型文の管理の両方が可能です。
履歴の保存数等さまざまな設定の定型文の管理も非常にきれいにできます。
ただ欠点として定型文の登録が少し手間だという点です。
定型文を登録したい場合は指定のテキストファイルを開いて直接編集する必要があります。フォーマット等も決まっているので慣れるまで登録が大変です。
Clibor
続いて「Clibor」です。
CliborもClipboard Historyと同様にクリップボードの履歴管理と定型文の管理が可能です。
個々のニーズに応じて多様な設定も可能です。
またClipboard Historyとは違って定型文の登録がややこしいようなこともありません。簡単に定型文が登録できます。
これは自分の使っていたClipboard Historyのバージョンが古かったからかもしれませんが、Cliborの場合、フォルダー等の任意のファイルをCtrl + Vでコピーするとそのファイルパスが履歴に残る点です。
最新のコピーの場合であっても、設定したコマンドを叩いて一度履歴一覧画面を出さないといけませんが、コピーしたファイルのパスが残っているのは非常に便利です。
基本的にはClipboard Historyとほぼ同じ機能がありますが、Cliborには履歴管理画面の色などのカスタマイズができる点が大きな違いだと思います。
背景色、文字色、文字サイズなどかなり自由にカスタマイズできます。
ですので、自分オリジナルのClibor画面を作成することができます。
Windows編まとめ
Clipboard HistoryもCliborも使用する分には大きな差はありません。
自分は早々にCliborに移行してしまったため、Clipboard Historyの全てを知っている訳ではないので、自分の知らない特徴があるかもしれません。
自分がCliborを選んだ理由は色等をカスタマイズすることができるからという理由が7割程度占めています。笑
本当にその程度の差しかありません。
またエンジニア視点で見た時、どちらのクリップボード履歴管理ツールも文字列の送信方法を選択できるのは非常に便利です。
通常だとCtrl + Vで文字列が送信されますが、Shift + Insertに変更することができます。Viの編集等Linux環境で操作する際にはCtrl + Vだと不都合が多すぎるので、送信方法が変更できるのは非常に便利です。
まとめ
今の時代PCを使わないことの方が少ないと思います。
またPCを使っていて、コピー&ペーストを全くしないことはまずないと思います。
そう考えるとコピーした履歴が残っているのは不要な画面遷移の手間を省くことができ、作業効率が圧倒的に上がります。
せっかくコピーしたのに他のものをコピーしてしまって上書きさてしまった、、みたいな悲劇も防ぐことができます。
システム開発をするエンジニアさん、ブログ等のライターさん、事務職等書類をたくさん扱う方、レポートを提出しないといけない学生さん(論文丸々コピーはダメですよ!)などなど、様々な方が活用できるツールだと思います。
ぜひ導入して快適なタイピングライフを送りましょう!!!
皆様のお役に立ちますと幸いです。
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